Tarzan3月号の記事より。

お腹の健康がいまいちというあなた。薬に頼るのではなく、まず行うべきは生活習慣の見直しです。

 

消化吸収系の臓器を健やかに機能させるには、それ相応のケアが必要。

食事はもちろん、日頃のライフスタイルにも消化器系臓器は敏感に反応する。以下は臓器ケアの為の生活習慣10箇条。

 

(1)朝食を食べる。時間がなければバナナと牛乳。

消化器系に最もよろしくないのが、朝食の欠食。胃酸は常にちょろちょろと分泌されている。食べ物が入ってくればそのつど中和されるが、前日の夜から翌日の昼まで食べ物が入ってこないと、胃酸の多い状態が続き、胃に負担がかかってしまう。

 

(2)毎朝、排便する習慣をつける。

朝起きて1番に食事をとると、自動的に便意をうながす。これは、からっぽの状態の胃に食べ物が入る事で、神経が刺激され、大腸が活動を始めるため。これを胃腸反射という。朝は20分早く起きて、朝食をとり、しっかり排便する。

 

(3)6時間以上、食事の時間を空けない。

朝食を食べ損ねる。または、昼食と夕食の間がとんでもなく開いてしまう。忙しい現代人にとっては良くあること。だが、(1)の通り、食事の時間が空けば胃の中で胃酸の量が多い状態が続いてしまう。食事の間隔は6時間以内。それが無理なら間食で緊急対処を。

 

(4)夜遅く、脂っぽいものを食べない。

就寝3時間前には最後の食事を済ませておく。きっちり消化吸収作業を終了してから就寝するのが理想的。もっというと、胃の滞留時間が長い脂っこい食事は出来るだけ夕食では控えた方が無難。胃だけでなく、肝臓や膵臓の負担もそれだけ減る。

(参考)食パン:2時間、肉:4-5時間、バター:12時間

 

(5)食後30分以内は運動したり入浴しない。

お風呂にする?ご飯にする?ご飯を先にとった場合、食後30分以降に入浴するのが鉄則。理由は消化吸収の為に、消化器に必要な血液が、入浴することによって散らばってしまうから。これでは消化吸収は遅くなってしまう。同じ理由で、食後すぐに運動することも良くない。

 

(6)アルコールは適量を厳守。

アルコールは胃の血流を促し、その働きを活発にするので、むしろおすすめ。ただし、適量ならという条件つき。日本酒なら1合、ワインならグラス1杯程度なら胃潰瘍の人でも問題無い。アルコール度数の高いお酒は食道を刺激するため控えた方が良い。

 

(7)タバコ厳禁。

消化器系が弱く、かつ愛煙家という人は、即刻今日から禁煙すべき。タバコに含まれるニコチンは、胃酸の分泌を促し、また胃粘液の抵抗力を抑制するという厄介な作用がある。もともと消化器が弱いという人が吸い続けていれば、胃潰瘍または十二指腸潰瘍になる可能性も少なくない。

 

(8)食後すぐに横にならない。

最近、みるみる太っちゃってという人、食後すぐに横になるクセはないだろうか。これは、実は、逆流性食道炎を引き起こしやすい生活習慣。肥満で食道括約筋が緩んでいるうえに、食後横になることで胃酸を逆流しやすい状態にもっていっているのだ。食べたらすぐに後片付け。食後2時間は横にならないように。

f:id:tk_tagoo:20120619021232j:plain

 

(9)腹八分目を心がける。

牛丼大盛りつゆだくで。というように一度に沢山の量を一気に食べる。これも胃に負担をかける食生活。マラソンと同じで一定のペースを保つ事が体の負担を軽くする。適量食べて、消化器を働かせたら、次はきちんと休む。休んだらまた適量を食べる。爆食は禁物。規則的なリズムをつくることが重要。

 

(10)できるだけ正しい姿勢を意識する。

昼食をすませ、デスクワークに戻り、5〜6時間ぶっつづけで猫背姿勢で過ごす。当然、胃には物理的に圧がかかる。するとどうなるか。胃酸が逆流しやすくなり、逆流性食道炎を引き起こしやすくなることも。仕事中はもちろん、読書やテレビをみるときも、出来るだけ上体を起こして姿勢を正す習慣を。

 

f:id:tk_tagoo:20120619021024j:plain